2026年1月
新しい出来事と言えば、今年(2025 Noel)、オラトリオの若者たちは、自分たちの手で楽しいクリスマス行事を行い、主のご降誕の喜びを味わいました。
そして、その喜びを自分たちの中だけにとどめず、老人ホームを訪問して分かち合いました。
当日(12月25日)は、聖歌を歌い、踊りも交えながら、利用者の皆さんと一緒に笑い、祈り、まるで同じ場でご降誕祭を迎えているような温かい時間になりました。
若者たちの素直な元気と歌声が、場の空気を明るくし、お年寄りの表情も少しずつほころんでいきました。
私たちは改めて感じました。
クリスマスの喜びは「行事」ではなく、出会いの中で広がり、誰かの心に灯りをともすものだということを。
この小さな訪問が、希望のしるしとして、私たちの心に残りました。
今年も、さまざまな事情で帰省できない若者たちが、数日間オラトリオに集まり、年末年始を共に過ごしました。離れて暮らす家族を思いながらも、同じ屋根の下で祈り、語り合い、笑い合う時間は、私たちにとって大きな恵みとなりました。
年末には、感謝のミサとテ・デウムをささげ、一年の歩みを主の前にそっと差し出しました。
そして年の初め、神の母聖マリアの祭日には、サレジアン・シスターズ管区本部聖堂にて、シスター方と共にミサをささげました。
今年はさらに、レデンプトル修道会の井上管区長様、そしてTRUONG神父様もご一緒くださり、祈りの輪はいっそう豊かに広がりました。ミサ後はオラトリオに戻り、新年パーティーで皆の喜びが弾けました。歌と笑顔があふれ、ここが「家(Casa)」であることを改めて実感するひとときでした。
帰れない寂しさを抱えながらも、私たちは一緒に祈り、一緒に祝い、主のくださる希望を分かち合いました。この時間が、若者たちの新しい一年の歩みを静かに支える光となりますように。
2025年1月11日













2025年9月
ドン・ボスコ・オラトリオ
調布の若者たちは、聖年を記念して集めた品々を用い、チャリティーミニバザーを開催しました。その収益は、かつてオラトリオで共に歩んだPHUCHAI修道士の活動を支援するために献げられました。
現在、PHUCHAI修道士は学校に通うことのできない子どもたちのために学習教室を開き、日々奉仕を続けています。調布オラトリオで若者たちと深い絆を育まれてきたことから、今回、その尊い働きを応援することとなりました。
以下に、PHUCHAI修道士から届いた報告と感謝の手紙をご紹介いたします。
オラトリオの大切な仲間の皆さん、ラップ神父様、アッシステの皆様、シスター方へ、
まず初めに、常に調布オラトリオを守り、祝福してくださる主なる神に感謝いたします。
神父様やシスター方からのお話、またベトナムに来て私を訪ねてくれた仲間たちからの報告を通して、オラトリオの活動を知ることができ、とても嬉しく思っています。主日ミサへの参加、さまざまなプログラムの開催、結婚された方、修道生活を志願される方、新しく加わった方……。しかし何よりも、皆さんが日々喜びのうちに成長し、信仰の道を歩んでいることが、私にとって大きな喜びです。
皆さんはご自分の信仰を分かち合い、とりわけ今年の聖年には、チマッティ神父や「聖骸布」について学びを深め、貧しい子どもたちを助けるための募金活動、キャンプやさまざまなプログラムを行ってきました。サレジオ会の修道士として、心から感謝を申し上げます。若者の皆さんが神とドン・ボスコに寛大な心で応え、日々の生活を通してカトリック信仰を証ししてくださっていることに感謝いたします。
さらに、春山神父様、アッシステ、シスター、共同体、そしてオラトリオの若者たちから、信頼と愛をもってご支援いただき、5,200万ドン、さらに後日3百万ドン(30万円)をお送りくださったことに、心からお礼申し上げます。このご支援は、私たちが担当しているタン・ティン教会周辺の貧しい若者たちのために大切に用いさせていただきます。具体的には、制服や教材の購入、そして週5日子どもたちを教えてくださる3人の先生方の交通費補助に充てています。
2025〜2026年度、現在私たちの学び舎には7歳から30歳までの子どもや若者が26人通っています。その多くは川沿いの貧しい家庭に生まれ、祖父母と暮らす子、両親が読み書きできない子、発達に遅れのある子もいます。困難はさまざまですが、26人のうちカトリック信者はわずか2人だけです。授業では、小学校レベルの国語と算数を学び、教会の英語教師が週に2回英語を教えてくださっています。また修道者たちが、人間教育や祈りの習慣を伝え、授業の前には十字を切り、大きな声で祈りを唱えています。ときには日本のカリタスのシスター(イエスのカリタス会)を招き、環境保護や家庭の愛について学ぶ機会もあります。多くの子が心に傷を抱えたり、思いを打ち明けられない状況にあるからです。その中で少しずつカトリック信仰にも触れています。
少し長くなりましたが、調布オラトリオの皆さんにも、子どもたちの中に働く神の愛を共に感じていただきたいと願い、このようにお伝えしました。子どもたちは神父様やシスター方、そして皆さんのお顔やお名前を知らないかもしれませんが、私と子どもたちは、皆さんが注いでくださった大きな愛に感謝し、心からお祈りいたします。
どうか扶助者聖マリアと聖ヨハネ・ボスコの取り次ぎによって、皆さんと調布オラトリオのすべての仲間の上に豊かな祝福が注がれますように。
皆さんとご家族の健康と平和、仕事における実り、そして調布オラトリオにおいて常に神と人との愛を見いだすことができますよう、心を込めてお祈りいたします。
どうか私のためにもお祈りください。
サレジオ会修道士
ヨセフ・ドー・フック・ハイ
2025年8月
2025年8月
オラトリオの夏キャンプの参加者より
時:2025年7月25日~27日
所:聖心の布教姉妹会 、久留里修道院(千葉)
<振り返り>
「くっついちゃった」―魅力の奇跡―
「私は調布に住んでいないけど、友だちに誘われて来てみたら……くっついちゃったんです。」
そう語った子の言葉に、すぐに他の若者たちも「私もくっついちゃった!」「本当に魅力的な場所だよね!」と共感の声が広がっていきました。
この“魅力”は、若者同士の温かいつながりや、ママたち・神父さま・シスターたちの優しい寄り添いから来ているのだと思います。
言葉にしきれない、不思議で深い絆がここには確かにあると感じました。
「臨在の幕屋」―神さまと私の出会いの場所―
今回のキャンプの中心には「臨在の幕屋(テント)」がありました。これはただのテントではなく、神さまと出会うための、神聖で特別な場所でした。
ある夜、私は仲間たちと一緒にこのテントのまわりで寝ました。神さまがとても近くにおられるように感じて、心が安らぎました。
ロザリオを唱えようとして中に入ったけれど、途中で寝てしまったことはちょっとした思い出です(蚊がすごかったですが…笑)。
別の仲間は、「星を何時間も眺めていたら、涙が出てきた」と話していました。
「日本に来てから、空を見上げることもなかった。でも、このキャンプで空を見て、自分自身と、神さまと、ようやく出会えた気がしました」と。
その時、神さまが静かに私たちの心に触れてくださったのだと感じます。
「外はにぎやか」―心は平和―
ある子の言葉が印象に残っています。
「このキャンプは他と違う。ただの聖体礼拝やミサじゃなくて、信仰の深さがあるんです。」
にぎやかな笑い声の中にも、心の中はとても静かで穏やか。
ルールがあるのに、自由を感じる不思議な空間。
感動して、涙がこぼれそうになる瞬間がありました。
ここには、にぎやかさと静けさ、自由と秩序が共に存在していて、本当の“平和”を教えてくれる場所でした。
「神さまがここにおられる」―変えられたまなざし―
たった二日間でしたが、私のものの見方が少し変わりました。
一人ひとりの中に神さまがいらっしゃるように感じられて、みんなが愛おしくなりました。もちろん、自分自身も含めて。
誰かを尊重するまなざしや、自分自身への優しさが、少し目覚めたように思います。
「神さまはここにおられる」――そう実感できる瞬間が、私の心にも確かにありました。
「みんなの力で」―最高のキャンプを作る―
今年のキャンプは本当に素晴らしいものでした。
ある仲間が言いました。「みんなが自分の役割を見つけて、自分から動いていた。オラトリオが一つになっていたから、最高のキャンプになったんだと思う」と。
初参加で戸惑うこともありましたが、みんなで力を合わせて、明るく温かい雰囲気を作ることができました。
まるで本当の家族のようでした。
「愛されている実感」―ドン・ボスコの言葉を生きる―
ドン・ボスコは言っています。
「ただ愛するだけでは足りない。自分が愛されていると感じて、初めてもっと愛せるようになる」と。
今回のキャンプでは、ベトナムから来た仲間たちと出会い、その言葉を実感することができました。
あるアッシステンテが言っていました。「あなたたちは、まさに宣教師です」と。
信仰をもって生きる姿そのものが、誰かの心に光を灯していたのだと思います。
「私たち自身が天幕となる」―神の愛を広げる使命―
「出会いの天幕」のイメージは、私たち自身もまた「神さまの愛が宿る天幕」になれるというメッセージを私たちに伝えてくれました。
神さまは遠くにおられる方ではなく、私たちの日常の中、友情の中、祈りの沈黙の中におられます。
そして、その愛は私たちを通して、さらに広がっていくのだと思います。
感謝をこめて
神さまに、そして一緒に過ごしてくれた仲間たちに心から感謝します。
これからも、どんな状況でも「感謝の心」を忘れず、神さまを人生の支えとして歩んでいきたいと思います。
「あなたたちの顔を見るたびに、私はうれしくなります。皆さんの中に、神さまの姿を見ることができるからです。」
2024年4月
オラトリオの若者は教会の典礼暦年とともに歩み、信仰生活に生き、教会共同体と共にキリストの生涯を味わいます。こうして、聖週間に調布神学院の庭を十字架の道行の留数を設け、各留の前でイエス様は十字架を担って歩んだ道を黙想しました。
また、主の受難主日の前夜に若者たちは主の受難を偲ぶために、神学院の地下聖堂(チマッティ聖堂)で祈りと黙想しました。
大好きな田村神父様と一緒に捧げるミサ。
田村神父様!ありがとうございました。
「主が復活したから、聖骸布があるんだ」とコンプリ神父様は熱っぽくオラトリオの若者たちに語りました。
復活の日曜日にオラトリオはコンプリ神父様を迎え、聖骸布について話してくださいました。若者たちは関心深く耳を傾けました。それ以上にコンプリ神父様は活き活きとしました。「イエス様は復活しなかったならば、聖骸布もないんだよ!!!」
「マリアよ/わたしたちに告げよ/あなたが道で見た事を/開かれたキリストの墓/よみがえられた主の栄光/あかしする神の使いと/残された主の衣服を/
私の希望/キリストは復活し/ガリレアに行き待っておられる/ともにたたえ告げ知らせよう/主キリストは復活された/勝利の王キリストよ/いつくしみをわたしたちに/アーメン アレルヤ
2024年2月
四旬節に入り、2月25日にドン・ボスコ オラトリオはフー神父様を迎え、ミサを捧げ、ゆるしの秘跡を行い、講話をしてくださいました。若者たちは典礼や秘跡、講話などを通して、自己を知り、神の前に謙虚で素直に生きることができますように気づかせてきました。それに加えて、若者たちは四旬節中に意識的に祈り、自ら進んで犠牲を捧げ、助けを必要としている人々との連帯を大切にすると改めました。今年の四旬節には、オラトリオのアシステンテたちも若者と共に有意義な期間を過ごすことを願っています。
2023年3月26日 (四旬節第5主日)
2023年3月26日、オラトリオにおいて「四旬節の黙想会/聖なる舞」の祈り会を行いました。四旬節の時期にふさわしく、みことばと黙想、祈り、そして「聖なる舞」を通して、十字架の主イエスに心を向け、神の前で静かに自分自身を見つめるひとときとなりました。
参加グループ
当日は、以下のグループがそれぞれ参加し、祈りを共にしました。
溝の口青年
八王子青年
調布青年
調布青年とヨハネ会のシスターたち
祈り会の流れ(内容)
祈り会は、シスター方の導きのもと、次のような流れで進められました。
シスターズの祈り
シスター方による祈りから始まり、会全体が主の前に心を整える導入となりました。
礼拝会のシスターによる黙想(分かち合い)
礼拝会のシスターから、四旬節にふさわしい黙想の話があり、参加者は静かに耳を傾けました。
十字架上のイエスにささげる祈り
十字架上の主イエスに心を合わせ、悔い改めと感謝を込めて祈りをささげました。
聖なる舞
祈りの延長として「聖なる舞」が奉納され、体全体を通して主への思いを表す時間となりました。
調布青年による祈りの舞
最後に、調布青年たちが祈りをささげる舞を奉納し、祈り会を締めくくりました。
結び
四旬節第5主日に行われた今回の祈り会は、各地から集まった青年とシスター方が共に祈り、黙想し、十字架の主を仰ぐ貴重な機会となりました。主の受難と復活に向かう歩みの中で、参加者それぞれが心を新たにし、信仰を深める恵みの時間となったことを感謝いたします。
2021年3月
今年度最後のオラトリオ活動報告です。3月20日~21日、四日市支部にて召命練成会が行われました。参加者は東京、浜松、京都、そして、三重からの22名の男性青年です。スタッフはベトナム語が話せるサレジオ会員4名と東京教区のHIEN神父様です。
2021年2月
「オラトリオに来られる若者に 手ぶらでは帰らせません」
これはドン・ボスコの心です。オラトリオin調布も、この心を目指しています。
そのため、オラトリオin調布に来られる若者に以下のことを提供しています。
1-幸せに生きるために=カテキズム
2-未来を旅するために必要な糧=ゆるしの秘跡とエウカリスチア
3-「主の祈り」の具体化=「わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください」
4-感謝と派遣=喜びと希望を持って 学校へ 職場へ
2021年2月 ドン・ボスコ オラトリオ
2021年1月
CẢM NGHIỆM ĐỒNG HÀNH CÙNG CÁC BẠN TRẺ TRONG MÙA ĐẠI DỊCH
コロナ禍の中で若者と共に歩む(2)
コロナ渦でオラトリオ活動の方法が変わりました。自由にミサと諸秘跡に参加することができるように、少人数で行うことにしました。これまで、月の第四日曜日をオラトリオの中心的な司牧の日としておりましたが、現在は毎日曜日の活動となっております。
日曜日にはユース・センターが開放され、若者たちは個人的に祈ったり、赦しの秘跡を受けたり、みことばの祭儀またはミサに預かります。カテキズムは対面の形から、インターネットを通して勉強するようになりました。
オラトリオに来られる若者たちは、短い期間に日本での仕事や勉学などに励んでいますので、殆ど小教区に届けを出してはいません。勤労学生たちは生活する場が安定していますが、勤労青年たちは必要とされる現場に派遣されます。短期間で地方に派遣されることも度々あります。
このような状況ですので、若者たちにとって、オラトリオは霊的な支えであり、自分たちの魂を守ってもらう場でもあります。
2021年1月29日 調布オラトリオ
2020年12月
CẢM NGHIỆM ĐỒNG HÀNH CÙNG CÁC BẠN TRẺ TRONG MÙA ĐẠI DỊCH
コロナ禍の中で若者と共に歩む
長上をはじめ、兄弟会員の皆さん、私は、この特別な時に、若者に出会い共に同伴出来る機会が与えられたことに感謝します。彼らと共に歩むことで、彼らの過去、現在と夢などを知ることができました。彼らはコロナ禍前に、既に苦労してきました。家族と離れて異国で暮らす中、仕事や勉強をすることは大変なことです。そこで、精神面と信仰面においては試されています。なぜならば、生きるため、借金を返すため、仕事のために時間を使ってしまうので、教会と神のために時間がとれない現実に苦しんでいます。まさか日本に来て、このような状況になるとは思いませんでした。そのような中、オラトリオでサレジオ会員とサレジオ家族の協力と支援により、若者たちは「ここが、我が家だ」と感じ取ることができているようです。オラトリオは若者の家、若者の身体と心のよりどころとなっています。
同伴から気づいた困難な体験:若者との間の和やかな雰囲気を保つ難しさを実感しています。彼らは一人暮らし、自分のライフスタイルで生きてきました。仮に他の人と同じ部屋で寝たとしても共同生活をしていませんでしたが、オラトリオに来て、時間の共有、共に仕事をし、責任の分担を受け、共同生活をおくることになります。最初の数週間は苦しく感じます。現実、オラトリオで暮らす若者は神学院の時間割に近いものです。起床、祈り、仕事、食事などは決められた時間に従います。そんな中、今では、BUONANOTTEがないと一日がまだ終わっていないと若者は言います。
若者が変容する場所、オラトリオ:一緒に暮らし、私も彼らも自分と他者の違いを知り、お互いに受け入れ合っていきます。神からこれまでとは違った可能性を与えられていることに気づきました。これからも、若者たちが頂いたタレントを生かしながら、他者への奉仕を身に着けて行って欲しいと思います。今、若者達の目に見える変容といえば、自ら信心会に参加し、祈り、仕事を継続する若者の姿勢です。また、お互いに関心を持ち、公共衛生と秩序を大事にするようになってきています。
社会から見放された若者と同伴する恵みに感謝し、管区長様と兄弟の皆さんに
Thành Thật Cám Ơn と御礼を申し上げます。
2020年12月 ドン・ボスコ オラトリオ ジョセフ・フクハイ修士

2020年8月
新型コロナウイルスにより、日本に滞在するベトナム・青年たちの生活にも影響が出ています。学校が閉校となってしまった日本語留学生や、職を失った研修生たち数名が調布支部に身を寄せています。5月上旬から今日まで6人の青年が旧ユースセンターに住み込み、現在2名が帰国できる時を待っています。
このような青年たちを受け入れることで、私たちは忙しくなりますし、心配することも増えますが、彼らと共に生活することは、サレジオ会としてとても幸せなことです。調布支部では、フクハイ修士が、直接青年との関わりをもっています。また、サレジアニ・コオペラトーリ会員が食費・食品などの提供に関わってくださっています。このように、青年たちはサレジオでの生活をとおして、愛されていることや大切にされていることなどを実感していると思います。
少人数ですが、フクハイ修士の同伴のもと青年たちが一つの共同体を作り、共同生活をしています。毎日のスケジュールは次のとおりです。
朝6:30起床、その後、朝食をとります。8:00〜10:30頃まで、フクハイ修士と一緒に汗を流す仕事をします(この仕事をはじめるきっかけは、毎日暑い中、庭で働く赤波江先生の姿を見た青年たちから「手伝いたい」との申し出がありました)。食事は自分たちで作ります。食費と食品は支援物資の中から、また恩人からの寄付でまかなっています。
ベトナムにはシエタ(仮眠)という習慣がありますので、この時間を大事にさせたいと思います。14:00〜16:00までは個人的な時間となります。宗教的なものやドン・ボスコに関する本を読んだり、その文章をデジタル化してくれています。その後はスポーツやシャワーの時間です。夕食後には必ず、ロザリオと Buona Notteがあります。Buona Notteはフクハイ修士か春山神父が担当します。時には調布支部の院長が来られ、励ましの言葉をいただきます。週末には、一週間の生活の振り返りと次の週のためのアイディアを交わします。
週に2回、月曜日と水曜日に20:00から一時間程度、サレジアニ・コオペラトーリによる日本語の教室が行われます。
会員の皆さんからの理解とサレジアニ・コオペラトーリからの応援によって、衣食住を求めている外国籍青年たちが安全・安心して過ごせる場所を得ることができ、感謝しています。
2020年8月
“在日ベトナム人・青年のリーダー養成”
ドン・ボスコ オラトリオの活動として、浜松市三ケ日にある横浜教区研修センターにて、二泊三日の「在日カトリック・ベトナム人青年のためのサレジオ的青年リーダーの養成」の合宿を行いました。
現在、サレジオ会(支部・教会)と繋がりのあるベトナム人青年15名がコースに参加しました。大和、浜松、四日市(奈良と京都)、そして調布からの青年たちです。彼らはサレジオ的リーダーシップを身に着け、自分の共同体で奉仕するように準備しています。
三日間のプログラムはミサ、ゆるしの秘跡と祈り、講話とゲーム、そして、ともに食事を楽しむことでした。今回のテーマは「仕えられるよりも、仕えることを」でした。指導は、四名のサレジオ会員が行い、教区からも一名が応援に来られました。
武井神父は、教皇フランシスコの使徒的勧告『キリストは生きている』を紹介し、どのように日本の社会と教会の中で、具体的にそれを活かすことができるかを話し、若者と一緒に考えました。フクハイ修道士は、サレジオ的なレクリエーションの仕方を教えました。ゲームは、ただ楽しむだけではなく、信仰教育につながるようにその遊び方を勧めました。春山神父は、サレジオ霊性の四つの柱を分かりやすく話しました。神に導く道、神に近づく方法が霊性であり、まさにドン・ボスコが大事にしたものは、サレジオの霊性と言えます。それは、① 聖母への信心、② イエスにおける聖体への愛、その他の二つの柱は、③ 喜びと楽観に基づく予防教育法 と ④ 教皇と教会への忠実です。
ヒエン神父とフー神父は、それぞれミサと光の集いを担当しました。
合宿後に、若者たちは自分の小教区に戻り、一段と燃えるようになりました。お互いに連絡を取り合い、日々の活動の情報を交換しています。また、 ドン・ボスコの仕方で仲間と関わろうと誓っています。 神に感謝!
2020年7月
7月26日(日)に調布支部でドン・ボスコ オラトリオの新しい活動が始まった。60人ほどの参加者が集まった。その多くはベトナムから日本にやってきた技能実習生や留学生たちである。昨年、管区会議の際に外国籍青年司牧に取り組むことが承認された。そして、フクハイ修道士が11月に来日され、日本語教室や他の教会でのベトナム人青年司牧がすでに行われてきた。今回は、管区の新しい取り組みとして調布支部において第4日曜日にオラトリオが始まった。当日のプログラムは、以下の通り。
13時:ドン・ボスコホールにて映画「ドン・ボスコ」
(ベトナム語の解説付き)を鑑賞
14時半:ミサ
15時半:レクリエーション
17時: 片付け
17時半:解散
新型コロナウィルス感染症予防対策のため、受付にて非接触型体温計で検温を行ない、名前と住所を記入してもらって、マスク着用を徹底してもらった。会場の席も、間隔をあけて設置した。
ミサはラップ神父の司式で、共同司式者として濱口管区長、ヒエン神父(目黒教会)、フー神父(町田支部)が参加した。ミサの終わりには濱口管区長の挨拶があり、「ここは皆さんの家です。どうぞ思いきり楽しんでください。」という歓迎の言葉が述べられた。その後、ラップ神父が、須藤修道士やフクハイ修道士、田村神父を紹介した。
田村神父の紹介では、ベトナム語なので、意味がわからなかったが、唯一わかったのが、「SAKE…..
SAKE…..」という単語だった。どうやら「田村神父はお酒が好きなので、お土産にはぜひお酒を」という意味のことを言っていたらしい。次回のお土産に期待しよう。
レクリエーションでは、体育館やユースセンターで、バレーボール、バスケットボール、卓球、それに足で羽のようなものを蹴り合う遊びを楽しんでいた。とにかく、青年たちは本当に楽しそうに遊んでいたのが嬉しかった。
この活動ができたのも、多くの人の協力があってのことであった。事前に青年スタッフが準備をすすめていた。前日にはADMAのメンバーの方がドン・ボスコホールやユースセンターの清掃を入念にしてくださった。当日はサレジアニ・コオペラトーリのメンバーや調布教会の青年たちも受付などの手伝いをしてくださった。その他、裏方として多くのベトナム人の家族がサポートしてくださった。
雨が降ったり止んだりの天気であったが、こうしてドン・ボスコ オラトリオは成功のうちに第一回目の集いが締めくくられた。
これからも毎月第4日曜日に継続していくので、皆様のお祈りをお願いします。
2020年6月29日
ドン・ボスコ オラトリオ(外国青年司牧センター)
“走り、跳ね、歓声をあげ、でも罪を犯さない”
それは「走り、跳ね、歓声をあげ、でも罪を犯さない」という場所のこと。ドン・ボスコの時代にはそのような場所がありました。そして今、世界中に広がっています。
ドン・ボスコはヴァルドッコでオラトリオを始めました。オラトリオとは「走り、跳ね、歓声をあげ、でも罪を犯さない」ところです。このような場所は、日本管区内にもあります。それは、サレジオ会の支部、そして担当している小教区、運営している教育現場と事業所です。
ベトナム人・青年は、そんな場所を求めています。
2020年5月
ドン・ボスコ オラトリオ
「より貧しい青少年のための管区になる」というビションに基づいて、2020年5月25日と26日に三ケ日でベトナム人青少年(勤労青年、学生)に関わるサレジオ会員4名とミッション•パートナー1名が集まり、司牧の現状の情報を交換し、今後の活動と夢について語りました。この機会にSEPP(サレジオ・教育・司牧計画)をまとめました。
情報交換の中で “I have a dream”という項目がありました。このドリームとは、若者たちのためのオラトリオ的な場所と空間があればいいなというものです。このドリームは、実は私たちのドリームでもあり、若者とともにいる場所へとつながるドリームです。彼らは母国語で赦しの秘跡とミサに与かりたいと願い、ともにすごす場所(オラトリオ的な場所)が求められています。そして、こんな意見がありました。調布支部か、または目黒支部でオラトリオとして盛り上げることができないかと。
今後話し合いを継続し、オラトリオのための場所や時間についてのメリット・デメリット等の意見を交換し、発展させたいと思います。
2020年4月
今やコロナウィルスは、世界的な課題となっています。私たちの活動も影響を受けています。また、緊急事態宣言によって、私たちは直接的に人との関わる機会が減っています。
現実的に 信徒の参加するミサが行われていません。研修会や勉強会や信心会なども余儀なく中止されています。この時こそ、わたしたちはサレジオ会の会憲によって、力を得ることができます。それは、サレジオの精神、「創造性と柔軟性」ということです。会憲19条にはこのように書かれています。
【会憲第19条】
この状況の中にあって青年たちのニーズに応えるために、外国籍司牧センターはオンラインで、相談を受け、勉強会を企画し、共に祈る時を設けています。
それ以外に主日の聖書箇所の朗読と説教などを収録して、ネットに流しています。
本来、わたしたちは土日に小教区に行きますが、この現実を受け入れ、決められた時間にオンラインでレクチオ・ディヴィナを行っています。
新しい仕方で、若者との関わりを図ってみました。思ったより、効果的で、若者側からも評価されていることを知りました。
この時こそ、若者たちが サレジオ会員の存在と繋がりを求めていること、わたしたちが若者たちから求められていることを私は悟りました。
コロナウィルスの終息を願い、若者たちの傍に早めに行きたい私は、整理整頓し、部屋を換気し、身体を清潔にし、扶助者聖母への信心を行います。
