第五版ラツィオ(FSDB)の学びと、日本管区に持ち帰る課題
今回のEAO養成担当者会では、ラツィオについて学び、その内容を各管区でどのように普及し、実際の養成に生かしていくかを具体的に考えました。大切なのは、ラツィオを単に読むことや紹介することではなく、各管区がそれぞれの現実に合わせて内容を受け取り、具体的な計画にし、実際に実行していくことです。
日本管区では、すでに6月から養成共同体で月に一度、ラツィオを読み、話し合うことを始めています。現在は修練期後のテーマから始めています。また、管区としても、12月に50歳以下の会員の集まりでラツィオを取り上げる予定があり、さらに2027年2月21日から27日までの年間黙想会でもラツィオをテーマとして扱う計画があります。
また、日本管区ではこれまで青年司牧と養成の二つの分野が中心でしたが、現在は召命司牧を加え、青少年司牧・召命司牧・養成が協力する体制を整え始めています。これは、ラツィオが示している、召命アニメーションから初期養成、生涯養成までを一つの流れとして考える方向にも合っています。
一方で、課題もあります。養成担当者は養成共同体の中では役割を果たしていますが、管区全体のレベルでは、その声や役割が十分に生かされていないという問題があります。今後は、養成担当者と養成委員会が、管区全体の養成についてより積極的に提案し、管区長・管区評議会と連携していく必要があります。
今回の話し合いでは、ラツィオを日本管区で具体的に生かすためのいくつかの提案も出されました。管区長と管区評議会では、会議の中で定期的にラツィオを議題として取り上げること。養成担当者は、日本語訳を進める中心的な役割を担い、養成委員会は章ごとに訳文を確認し、内容を共有すること。各共同体の院長は、Buona Notteや月例黙想会などでラツィオのテーマを取り上げること。初期養成中の会員は月に一度ラツィオを学ぶこと。そして生涯養成については、一人または二人の会員がラツィオを深く学び、各共同体を回ってセミナーや分かち合いを行うことが提案されています。さらに、EPCやサレジオ・ファミリーにも、必要な部分を分かりやすく紹介することが考えられています。
また、EAO地域全体の課題として、Curatoriumの働きをより強くすることも話し合われました。Curatoriumは、単なる会議ではなく、地域内の養成共同体を同伴し、調整し、評価するための実効的な道具であるべきです。そのため、RegionalがCuratoriumをアニメートし、養成を受けている会員を送り出している各管区長も会議に参加し、人材や経済面でも責任を分かち合うことが求められています。また、会議で決めたことを、その後きちんとフォローアップすることも重要です。
終生誓願の準備についても、より組織的に行う必要があります。終生誓願は、単に誓願前の短い準備ではなく、サレジオ会員として生涯をささげることをもう一度深く確認する大切な時期です。そのため、EAO地域として一年間の体系的な準備プログラムを作り、各管区では養成担当者がその歩みを見守ることが提案されました。候補者には定期的な霊的指導、毎週の講話や分かち合い、そして少なくとも数名の養成チームによる同伴が必要です。
日本管区にとって今後の宿題は、まずラツィオを全会員に少しずつ知らせ、理解してもらうことです。そして、若い会員だけではなく、院長、管区評議会、各共同体、生涯養成にある会員も、自分自身の養成のための文書としてラツィオを使うことです。
また、単に翻訳するだけではなく、共同体会議、黙想会、個人面談、Scrutiny、養成委員会、青年司牧・召命司牧との協力など、実際の生活の中で使う必要があります。
